翔んだ青春  −泥んこ人生記−

  はじめに

 1.上海から南方へ
 中支よさらば/ 乗船/ 玄界灘のいたずら/ 黒潮?/ 昭南島へ(現シンガポール)

 2.マレーの日々
 南の島へ上陸/ サルタン宮殿/ ドリアンの実/ 外出の訓示/ クアラカンサールの朝/ マライの一日/ ワニの木登り/ 書留郵便/ 鳩班の解散/ マレーの速射砲中隊/ コーヒーの店

 3.タイ入国〜泰緬国境へ
 タイ国へ/ 泰緬国境の苦難/ 作業隊/ 害虫と悪疫

 4.ビルマ入国〜エウー集結
 ビルマの平原地/ オッパイパゴダの由来/ モニワの町/ 異様な光景/ タダウの部落/ 愛国の花/ 黒崎君の武勇伝

 5.馬の調達
 前線基地の設営/ 巨大な山芋/ 生活の知恵/ 再会/ 再来/ 約束/ 青春の血潮/ デジー(村長)の歓迎/ 珍しいお経/ 虎除けの炬火/ 焼けた飯盒/ 虎騒動/ ジャングルの鳴き声

 6.最前線へ
 終夜の敵機/ 赤い巻脚絆/ 先に食った「禿鷹」/ チンドイン河渡河/ 巨大な葦/ 馬も戦友/ アラカン桜/ 頂上の飯炊き/ 浮いた魚/ 首狩族/ 焼き畑農業/ 野戦倉庫/ インパール街道

 7.戦闘激化
 初の遭遇/ 死の順番/ 伊藤中隊長の戦死/ ドラム缶転がし/ 黒焦、半熟、生卵/ 砲を確保せよ

 8.コヒマから撤退
 弾を、弾を/ 撤退行/ T.中隊のW軍曹/ 幼友達との別れ/ アラカンの雨

 9.食糧がない
 飛行場整備するな/ フミネの糧秣補給/ 苦い飯粒/ お腹と背中/ 白骨街道/ 勝又清一等兵の死/ 烈師団長の解任/ 糧秣輸送船来る

10.マラリヤとの戦い
 患者に渡河命令/ 高熱の急降下/ 象の木出し/ 屋根の寝台車/ 生地獄のサガイン

11.部隊へ復帰
 ラングーン到着/ シラミの運動会/ 体重32キロ/ 餡ころ餅/ 体力の回復

12.両脚負傷
 深夜の砲受領/ 忙中の閑/ イラワジ会戦/ 戦車に追われて/ 出血多量/ 戦友愛/ 間違った友軍/ 脱出行

13.生死をかけた行軍
 傷と発熱と太陽と/ 斥候兵帰る/ コレラ発生/ 第二夜の行動/ コレラの恐怖/ 新しい出血/ 病院の移動

14.負傷兵の苦難
 シャン高原の山登り/ カローの町/ 脚の蛆/ カローの宿舎/ 乞食の悲哀/ シャン高原の首都へ/ インレー湖/ 蟹との戦い/ 首長族の町/ 丸木舟の川下り/ 蛍の交響楽団/ 川舟の敵中突破/ 渡船場

15.再びタイヘ
 タイ緬国境へ敗走/ 小便の流れ/ 三本のバナナ/ 将校と兵隊/ 新しい飯盒/ ざまー見ろ/ 敗残兵の標本

16.そして終戦
 チェンマイの町/ 終戦を知る/ バンコクへ集結

 ●あとがき

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